【住宅リフォーム売上ランキング2021・大手企業に聞く】ニッカホーム「年商395億円でもまだ認知度低い」テレビCMに1億円
総合リフォーム店トップのニッカホーム(愛知県名古屋市)は前年対比103%となる、リフォーム売上高395億円を記録した。「ブランディング、メディアミックスを通して、集客、認知度を上げたい」と西田裕久社長は語る。
【リポート/編集部 高田遥介】
ニッカホーム 西田裕久 社長
工事件数は6万件超え
――コロナ禍でも売上高を伸ばしています。
水回りリフォーム需要をしっかりと掴めました。前期は6万7300件のうち、水回りが半分で例年と変わらない水準でした。
昨年初めての緊急事態宣言が出た4、5月はイベントなどを控えましたが、チラシは変わらずまき続けました。すると6月には、反動からか少額工事が増えてきた。10万円の給付金効果もあると思います。その後増えてきたのが水回りでグレードの高い商品を選ぶ事例が増えました。
――単価アップの理由は。
外で使っていたお金がリフォームに回ってきたのでしょう。また、ウェブを活用した社内研修も効果がでました。メーカーからサンプルや商品データを送ってもらいZoomなどで研修。商品の特徴をすぐに共有し、どうお客様にお伝えするかを徹底しました。
特徴的な黄色のチラシは健在だ
集客の幅を広げる
――集客面では新たにテレビCMも始めました。
ブランディングのためです。今年4月からスタートし、関東、関西、中部で流しています。視聴率が高くて視聴年齢者層40、50代が見るタイミング、ゴールデンタイム、朝昼のワイドショーを狙っています。年1億円かけて流す予定です。
きっかけは以前、ヒロミさんが番組内で私どもが製造販売しているウッドタイルを取り上げてくれたこと。そこからCMに至りました。
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