オーダーカーテンを主軸に、窓装飾インテリア商品の製造や販売を中心に事業展開するインテリックス(和歌山県和歌山市)。商社やブランドメーカーを通さず国内外の織物・染色工場と直接生産契約し、企画から製造、小売りまでを一貫して自社で実施。販売は、1000点以上の商品を1窓1万円で販売する直営店「ジャストカーテン」を全国16店舗展開する。業界初のSAP(製造小売)企業として独自のビジネスモデルを確立している木村明人社長に、事業モデル確立 の経緯を聞いた。
カーテン製造販売で40億円
1窓1万円モデルを16店展開
木村明人社長
──最初は実家の一部で事業をはじめたそうですね。
大学卒業後はインテリアの仕事がしたいと思い、大阪の住江織物に入って5年間ほど勤めました。辞めて地元の和歌山に帰ってきたのが36年前。カーテンの縫製工場を始めたんです。
サラリーマン時代、自社では縫製するのが難しくて発注先を探していました。家内工業的にやっているいくつかの工場に依頼していたのですが、これをちゃんとやったら儲かるなと思ったのがきっかけです。そこで、ブランドメーカーの方に相談したら「本気でやるんだったら仕事はいくらでも出すぞ」と言ってくれて、自宅を改造してミシンを並べて始めました。

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