鳥取県内で、エネルギーやリフォーム事業を展開するトータルエナジーオオタ(鳥取市)は昨年8月に断熱性能を比較できるリノベーションモデルハウスをオープンした。断熱施工をした部屋としていない部屋を並べ、実際に体感できるもので、すでに来場者から大型リノベ2件の受注につながっている。
温熱比較できる2部屋を用意
性能向上リノベーションの発信地に
柱に設置した半円状のテーブルは移動可能
大空間の中央に配置したキッチン
同社は1943年創業。地域で炭やLPガス、灯油などのエネルギー事業から徐々に事業を拡大し、住宅の新築やリノベーションも展開する。
新たに開設したモデルハウスは、エネルギー事業で顧客宅が所有していた、本社のほど近くの築28年物件を買い取りリノベーションした。「読書好きで、高校生の子どもがいる家庭」というペルソナに基づき、細かく仕切られていた6DKから3LDKへと間取りを変更。屋内は白を基調に、通し柱を活用した造作キッチンから連続する約38畳の開放的なLDKや吹き抜けのあるスキップフロア、多目的スペースなどを設けた。
天井は吹き込み用グラスウールブローイング300ミリ、壁は硬質ウレタンフォームSW60ミリ、基礎は押出法ポリスチレンフォーム保温材ミラフォーム3種50ミリと100ミリ、開口部はLOW-E複層ガラスアルゴンガス入りの内窓をプラスすることで、それぞれの断熱と機密性をアップした。
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