1984年の設立以来、地元を中心に注文住宅を手掛けてきた創建(鹿児島姶良市)。近年は「未来に、いい家を」をコンセプトに自然素材を用いた住宅は、年2回、約35年前から行ったOB訪問など、アナログ的なつながりから依頼が入る。同社の住宅事業の軌跡を有村忠一社長に聞いた。
ひと芝居うたれ鹿児島に帰省
有村忠一社長
──今から40年前に創業したと聞きました。
もともと材木屋の息子でして、鹿児島を離れて働いていたのですが、ある時父が倒れたと連絡がはいり、帰って来いと言われたのです。帰ったら空港に父が迎えに来ていて、見ると全然元気なわけです。「こうでもしないと、お前は帰ってこないだろう」と言われ、一芝居打たれました(笑)
実家では先に帰っていた兄と営業をしていたのですが、次男ですから父親から独立を促されて、数年後に山を2,3超えたところで工務店を創業しました。それが27,8歳の頃ですね。最初は一帯にA4サイズのチラシを20万円分撒き、3件受注できましたのが始まりです。

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