フジ・ホーム 藤山晋司社長
屋根・水まわりリフォームを強みに京都・滋賀で事業を展開する有力リフォーム企業、フジ・ホーム。創業30周年を迎えた今年8月、創業者である藤原秀政氏が会長職に退き、藤山晋司氏が取締役社長に就任。新たなスタートを切った。藤山社長に、新生フジ・ホームの今後の戦略を聞いた。
利益を残す経営
――8月1日より取締役社長に就任されました。新生フジ・ホームは具体的にどのような変革を考えているのですか。
当社は創業者の藤原が、利益を残す経営にこだわり、屋根事業を中心に京都・滋賀エリアで際立ってきた会社です。また、昨年の売り上げは約18億円ですが、それを達成したのは7人の営業マン。単純計算で1人2億円強の売り上げです。
この結果は、先代の藤原の目標達成に対する信念の強さなどがつくり上げた社内風土のおかげでもありますから、そうした強みは継承しながら、3年後に20億円の売り上げを達成したいと考えています。
――20億円達成のための施策はどのようなことを考えていますか。
営業マンを15人にまで増やす予定です。そこで注目しているのが女性。今年もすでに、新卒で6人の女性を採用しました。営業はもちろんプランナーなど、リフォーム業界には女性が活躍できるステージがあります。さらに、働き方も選べるように、固定給で先輩営業マンをフォローする営業二課を新たにつくりました。女性はまずそこに配属され、仕事に慣れたら、営業の第一線である営業一課に異動することも可能です。
――琵琶湖の湖東にある野洲市に総合リフォームセンター「Reジオ」もオープンされました。これも、新戦略の一つですか。
滋賀県は琵琶湖を挟んで湖西と湖東に分かれていて、湖西にはもともと営業所があり、湖東エリアもカバーするために3年前にリファインショップを開設しました。しかし、メーカーのショールームでは、ユーザーの求める「いろんな商品の比較検討」がどうしても難しい。そこで消費者のニーズに応えられるようメーカー各社の商品を揃えた総合リフォームセンターを開設しました。

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