有料会員登録で全ての記事がお読みいただけます

【組織形成】ブラックボックス状態から誰...

【組織形成】ブラックボックス状態から誰でもフォローできる体制へ 若手は覚える、ベテランは伝える2つの努力

リフォマガ2025年12月(リフォーム産業新聞2025/12/22号)
このエントリーをはてなブックマークに追加

成果につながる!働く環境づくり(バナー)

リフォームや新築事業や手掛けるもりた住機設備(福岡県大川市)では、業務を個人で抱えるブラックボックス化の課題があった。そこで、アプリやシステム導入と、若手・ベテランそれぞれに合わせたフォロー体制を整えることで、チーム形成に成功した。

話を聞いたのは...

もりた住機設備(福岡県大川市)

もりた住機設備 森田明子さん創業は江戸時代、行灯の燃料販売店として開業した。1956年にはプロパンガス販売を、1999年からはリフォーム事業を開始した。現在は太陽光事業や新築も手掛ける。年商は約4億8700万円。補修工事、リフォーム、新築を含む住宅事業での売上高は約4億36000万円で、受注件数は約1000件。従業員は14名。

取締役専務 森田明子さん

個人からチームへ
グループチャットで見える化

もりた住機設備は江戸時代、行灯の燃料販売を行う油問屋として創業した。そこから、プロパンガス販売、リフォーム、太陽光発電に新築と、徐々に業態を増やしてきた。営業は森田明子さん1人の状態で開始したリフォーム事業も、現在は3名の営業が在籍している。

個人からチームへと変化していくなかで、課題となったのは情報のブラックボックス化だ。案件を一気通貫で管理していて、担当営業が不在だと何も分からなくなってしまう。

例えば、A案件の商談中にB案件の急ぎの納期確認がくる。担当営業は商談中のため対応できず、周りはサポートしたくても、状況が分からない。結果、タイムアウトでトラブルが起きる→落ち込む→消極的になる。すると、次の挑戦ができない、という負のサイクルに陥ってしまう。

「有給使いなさいと言っても『現場流れとうけん、休めません』という状態で、忙しいときほどミスが起きやすく、本人は一生懸命やっているのに、悔しいですよね」

問題を解決するには、全員でサポートし合える共有体制、情報の見える化が必要だと森田さんは考えた。利用したのはTime Tree、チャットワーク、スプレッドシートだ。Time Treeでは、工事予定や進捗管理をリアルタイムで共有している。今誰がどこに行っているか、何がどう動いているかが分かる。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

毎日ニュース配信中!リーフォーム産業新聞公式LINE

リフォーム産業新聞社の関連サイト

閉じる