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ジェルコ、「ひと部屋断熱」改修推進シニアのヒートショック問題解消へ

ジェルコ、「ひと部屋断熱」改修推進 シニアのヒートショック問題解消へ

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日本住宅産業協会(通称ジェルコ・東京都中央区)は、一般社団法人の健康・省エネ住宅を推進する国民会議(大阪府四條畷市)と連携し、高齢者が住む家などの「いのちを守る ひと部屋断熱改修」を推進中だ。社会問題となっている冬場のヒートショックを減らすために、低予算での改修を実現したい考えだ。

日本住宅産業協会 滞在時間が多いリビングなどの1室のみ断熱改修し、ヒートショックを防ぐ「シェルター」としたい考え滞在時間が多いリビングなどの1室のみ断熱改修し、ヒートショックを防ぐ「シェルター」としたい考え

「ひと部屋断熱」を推進

一部屋断熱とは、住宅の全体ではなく、居間だけを断熱改修する工事のこと。現在、会員向けに改修の意義を伝える説明会を実施したり、施工マニュアルの制作を進めている。

技術ノウハウの提供や効果分析を行うために、実際の戸建ての工事を実施する。一つは北海道礼文町の築100年を超える戸建て。8畳ほどの居間だけを改修する計画で、外壁に面する2面の壁と床にフェノールフォーム断熱材を内張施工する。さらに窓は既存のアルミ単板ガラス窓に樹脂製の内窓を取り付ける。1日のうち大半を過ごす居間をFF式ストーブ1台で暖房することで、室温18度を確保できるようにする。この住宅は冬場の室温は10度を切る。

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