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住宅リフォーム・紛争処理支援センター「第42回住まいのリフォームコンクール」

住宅リフォーム・紛争処理支援センター「第42回住まいのリフォームコンクール」

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母屋 リビング

住宅リフォーム・紛争処理支援センター(東京都千代田区)は、このほど、「第42回住まいのリフォームコンクール」表彰式を開催し、国土交通大臣賞を「漆の里焼きサワラの家」が受賞した。設計は川島宏一郎建築設計事務所(長野県塩尻市)で、施工はマツモトコンストラクションサービス(同松本市)。

本受賞物件は、重要伝統的建造物群保存地区に指定されている塩尻市・木曽平沢で、建物の性能を現代基準まで上げ、リサイクル材料などで再生し、設計者自らが移住したという古民家再生の事例。母屋はミラフォームの外張り断熱に、東西は付加断熱として内断熱も実施。特定建築物の離れは、1階の事務所となる1部屋のみ内側をミラフォームで包み込んだ。一方で外装材には、製材所で変色し腐りかけていたサワラの板を、焼いて削って再生して用いた。さらに、木製格子のファサードでサッシを隠して周囲の景観と調和させ、延焼を抑えて20分間焼け落ちないようにした。実はこの格子も、製材所の倉庫に大量に眠っていた、掛け軸の重しとなる軸棒の再利用している。

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