ペットリフォーム3つの提案ポイント
①犬種本来の特性を理解し、対策する
ダックスフンド。地面の穴に住むアナグマやウサギの猟犬として飼われていた。短足・胴長で狭いところに入りやすい
犬の脱走防止柵の下にコンクリートの囲い を設置。柵の下を掘って逃げ出さないようにする
勉強会では獣医師解説のもと図鑑で犬種の生態を学ぶことも
縦格子のフェンスが好ましい。横格子だと足をかけてよじ登り、脱走の可能性も
②病気やケガのリスクを回避する
階段で上り下りが大変
傾斜の緩やかなスロープにした。足腰の負担軽減のため芝生をはる
③運動不足解消
庭に人工芝で覆った小山を設けた。傾斜を利用して筋肉を鍛える
国内の飼い犬頭数は約680万頭で、ペットビジネス市場は拡大中だ。リフォームの領域でもニーズが高まるなか、本当に施主とペットに満足してもらえる提案が求められている。犬と住まいる協会(東京都港区)の小松正幸理事長は「犬種の理解、病気のリスクなどをきちんと学ぶことが必要です」と語る。
犬種やケガのリスクの知識習得を
運動不足にならない庭づくりも重要
同会ではペットリフォームのノウハウを学びたい事業者が加盟しており、勉強会などを開催している。会では満足度の高まるペットリフォームのコツは主に3つあるとしている。
1つ目は、犬種本来の特性を理解することだ。飼い犬が放牧犬なのか、狩猟犬なのかでは提案が異なる。同会の会員であるマハロガーデン(神奈川県藤沢市)の飯田修取締役は、「例えば、狩猟犬であるダックスフンドを飼っている場合、庭の飛び出し防止用のフェンスの下にコンクリートを設置する」という。
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