三和建設(大阪府大阪市)と岩瀬コスファ(東京都千代田区)は、熱中症予防を目的とした塩分補給ができるゼリー「ゼネコンがつくったしおゼリー」をリニューアルし、今年4月に販売開始した。
同商品は1本10グラムあたり約0.15グラムの塩分を配合したスティック状のゼリー。朝礼、午前10時、正午、午後3時の1日4回に分けて食べることを想定している。
休憩時、気軽に食べることができるスティック形状
ゼリーの中には、体の疲労回復を促すBCAA、紫外線からのストレスを軽減するセラミドやコラーゲン、ビタミンDを含む白いきくらげ、抗酸化作用のある柿渋タンニン、冷涼感を感じられるキシリトールを含有する。
味はぶどう、りんご、ライチ、レモン、マスカットの5種類。1セットに約100本入り税込4320円。同社が運営するECサイトにて販売している。
「夏季の建設現場のつらさや、女性活躍などの背景から、疲労回復や美容成分を含んだ喉越しの良い塩分補給ゼリーを開発しました。冷凍してクーラーボックスに入れておくのがおすすめです」(執行役員・大阪本店長・川口秀夫氏)
厚生労働省によると、建設業における熱中症の死傷者は2019年から2023年の5年間で879人となり、死亡者は53人に及ぶ。
建設業務労働者が熱中症になる割合は、製造業や警備業など他の業種と比較してもっとも多く、建設業の熱中症対策は喫緊の課題となっている。
執行役員 大阪本店長 川口秀夫氏

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1637号(2025/02/17発行)4面
-
1635号(2025/02/03発行)5面
-
1634号(2025/01/27発行)11面
-
1633号(2025/01/20発行)4面
-
1633号(2025/01/20発行)8面