間取りや性能、安全性などにこだわった家づくりを行うのが工務店の森住建(岐阜県岐阜市)だ。2024年9月期はリフォーム売上高が前期比124%の8億7000万円、リノベの平均単価が1800万円台を記録した。単価が高い工事を受注できる背景には、リノベのモデルハウスの運営や勉強会、見学会の開催がある。
築46年の戸建て改修
昨年、愛知県一宮市に築46年の戸建てをリノベしたモデルハウスをオープンした
同社はライフスタイルに合った間取り、断熱や耐震などの性能、段差の解消などの安全性にこだわったリノベに注力している。売上高は21億5000万円。そのうち新築事業が12億8000万円、リフォーム事業が8億7000万円を占める。同社では800万円以上の工事をリノベと位置付ける。リフォームの年間工事件数は280件。そのうちリノベが35件を占め、平均単価は1800万円台だ。岐阜に3店舗を構える。
単価が高い工事を受注できる理由は、3つある。1つ目がリノベのモデルハウスの活用。現在2棟を運営し、来年2月末に新規オープンを控えている。
例えば昨年、愛知県一宮市に築46年の戸建てをリノベしたモデルハウスをオープンした。主な特徴は、性能向上にこだわったこと。壁にLIXILの断熱パネル、床に押出法ポリスチレンフォームを65ミリ施工した。耐震性能は上部構造評点が0.3から1.0に改善。筋交いやLIXILの耐震パネルを設置した。
最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1632号(2025/01/13発行)6面
-
1630号(2024/12/23発行)13面
-
1629号(2024/12/16発行)20面
-
1629号(2024/12/16発行)1面
-
1629号(2024/12/16発行)3面