木材・建材流通大手のナイス(神奈川県横浜市)は、太陽光発電システムを手がけるスマートパワー(同市)を、10月1日付で吸収合併すると発表した。グループ全体での脱炭素経営を加速する狙い。経営資源の集約や業務効率化を通じて、再生可能エネルギー分野の取り組みを強化する。
スマートパワーは2011年設立で、太陽光発電の開発・販売を主軸とする。2025年3月期の売上高は13億7000万円、営業利益は7500万円。ナイスは今回の合併により、再エネ分野のノウハウを自社内に取り込み、グループ一体での住宅・建設分野における環境対応力の底上げを図る。
ナイスは1950年設立の木材製品、建材・住宅設備機器等の販売を手掛ける流通会社。2025年3月期の売上高は2430億円で、営業利益は46億2800万円。
今回は吸収合併方式であるため、消滅会社であるスマートパワーは解散する。

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