安江工務店(愛知県名古屋市)の今期(3月決算)リフォーム売り上げが30億円を突破する見込みだ。前期は前年度比113%の25億7000万円を計上。今期は伸び率をさらに増やし前年度比124%の約32億円を着地点としている。
売り上げ拡大の要因を安江博幸社長は「店舗出店が大きい」と話す。同社は前年度時点で名古屋市を中心に7拠点を展開してきたが、今期は2013年4月に春日井店と豊田店を同時オープンさせた。期初の出店だったため、増収に貢献した。来期以降も年間1、2店の出店を計画している。
「長期的には愛知県内に22店舗展開する計画です。もう少し名古屋市内を固めるとともに、三河方面にも展開していければと考えています」(安江社長)
現在展開する9店舗のうち、6店舗が名古屋市内の店舗であり、今後は市外への出店を積極的に進めていく。昨年本格稼働させた不動産事業、売り上げ6億円を超え軌道に乗りつつある新築事業とも連携し、住まい関連であれば何でも相談に乗れる企業づくりが最終構想だ。
同社は、名古屋市を基盤とするリフォーム会社。当初は三井ホームの新築施工などを中心としてきたが、現在は売上高の8割がリフォーム事業となる。
4月には、天白店と同じ店舗に同居しているため、手狭になった本社機能を名古屋市栄のビルに移転するほか、リフォームと不動産事業の連携強化に向け、天白店に不動産の拠点を移す計画だ。

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