「子どもの身体寸法と住宅設備機器や収納家具との関係性を把握することは、子どものお手伝い促進に重要である」。ミサワホーム(東京都新宿区)が発表した「子どもの行動特性調査〈お手伝い〉」で、このようなことが明らかとなった。
調査は、産業技術総合研究所(東京都千代田区)とミサワホームがキッズデザイン製品開発支援事業(経済産業省)により実施した「子育て住宅調査」の研究結果を踏まえたもの。子どものお手伝い状況を1~8歳の子どもと母親を対象に実施(2012年~13年/インターネット調査)し、計216件のサンプル回答から分析を行った。
その結果「親が子どもにお手伝いをさせない理由」では「子どもにとって危険」などの理由が目立った。また「子どもスケールと住宅環境との関係性について」の項目では、シミュレーション(図)により「大人向けに作られた住宅設備機器や収納家具は子どもに様々な危険が及ぶ」という分析結果を報告。親が安心できる、子どもにとって使いやすい住まいが、お手伝い促進には重要であることが分かった。

住宅環境内子どもシミュレーション図
Webサイト「子育て住宅の間取りと実例」で公開した調査結果や分析内容のダイジェストは評価され、第8回キッズデザイン賞(主催:キッズデザイン協議会/後援:経済産業省)を受賞している。

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