不規則デザインの杉材ルーバー
国産杉材の「空間デザインルーバー Soyokaze(ソヨカゼ)」
風を感じるような建材―そんなイメージを元にこのほどモリアン(大阪府岸和田市)が開発したのが、国産杉材の「空間デザインルーバーSoyokaze(ソヨカゼ)」だ。取り付けると杉の清々しい香りが感じられる空間を生み出せる。
「設置した空間を体感した方からは森林浴をしているみたいといった感想をもらえました」(森庵充久社長)
同ルーバーを設置した空間に足を踏み入れると、木で囲まれたような感覚に陥る。1枚1枚不規則に作られたデザインは3Dを使ったデータを格子状に分解することで作り出す。波型や直型といった基本デザインがあるものの、要望に応じで好みのカタチを自由に作り出すことが可能だ。
こうした建材を作り出した理由を森庵社長は「ワクワクするような建材を世に出したかった」と話す。国産材利用を推奨する動きがある中、和風にならないような杉材の使い道を考えた。「Komoreby(コモレビ)という商品を杉材活用の第1弾で出したのですが、コモレビは光を感じてもらう建材で、風を感じてもらうというイメージで第2弾の商品をつくりました」(森庵社長)
杉材は合板、無垢、集成材から選べ、内装、外装の両方に利用可能。今後はビルのエントランスやオフィスの内装など幅広い活用法を提案していく。

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