木材加工技術を提供
大建工業はこのほど、「奇跡の一本松保存プロジェクト」に参加。これは東日本大震災時の大津波に耐えた岩手県陸前高田市の松の木を、同市の市長印として残すというもの。大建工業は独自の、木材組織にプラスチックを注入・充填し硬化させる加工技術(WPC加工技術)を提供した。
プロジェクトは全日本印章業協会青年部連絡協議会によるもの。
「奇跡の一本松」の保存を目的に、伐採された枝部分で陸前高田市長の公印を作るのだが、松の木は本来、木目が粗いため印材には不向き。そこでWPC加工技術でその弱点を埋め、彫刻に馴染む材質へと生まれ変わらせた。
出来上がった角印材には「岩手県陸前高田市長之印」の文字が刻まれ、陸前高田市へ贈呈された。
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