遮熱や断熱機能が高い建材には、屋根材や塗装、エクステリアや内装材、施工材などがある。これらは夏の暑さだけでなく、冬は室内保温や結露防止も果たしてくれる。あらゆる角度で、熱の入り口を対策しよう。
クローズアップ建材 夏対策 省エネ・断熱
本格的な夏に向けて、遮熱や断熱対策をしっかり行うことは、熱の流出入が抑えられ室内が快適になり、冷暖房効率もアップするため大きな省エネにつながる。壁や屋根のほか、窓や玄関といった開口部への断熱対策は特に重要だ。
断熱対策がされていないと、夏は室外の熱が室内に直接入り、冬は室内の熱が外に逃げやすくなる。近年、全国的に30度以上の真夏日はもちろん、地域によっては35度以上の猛暑日が続くことが常態化している。気温の高い日が続けば熱中症のリスクが一気に高まるが、それが最も起きる場所は室内で、全体の4割にものぼるという現実は見過ごせない。
2025年から、すべての新築物件で省エネ基準の適合が義務付けられることを受け、既存住宅のリフォームでも、断熱性能の向上はかつてないほど関心度が高まっている。ともすれば見過ごしがちな箇所に大きな遮熱・断熱性能をもつ建材を積極的に取り入れたい。
- デザイン性に優れた日よけオブジェ
- 金属製フラクタル[オズ・ワーク]
- 穴の開いた立体構造で涼しい空間を作り出す。放熱効果が高く、周囲の気温に対して日よけ自体の温度が極端に上がらない。また、強風をそよ風程度にする減風効果も兼ね兼える。日よけや外装・外構部材、デザイン性に優れたオブジェとしての活用が可能。エネルギーを使わずに設置するだけで効果が得られる環境配慮型建材だ。

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