フラッグシップモデルを大胆にモデルチェンジ
タカラスタンダード(大阪府大阪市)は、同社のフラッグシップモデルとなるホーローシステムキッチン「レミュー」をモデルチェンジした。その最大の特徴は、デザイン性の高さだ。従来の扉の1面のみだったホーロー部材へのインクジェット印刷を、側面部分にも施した。渡辺岳夫社長は「より洗練された扉の形状、デザインが可能となりました。木目柄、節目、あるいは肌理など、本物のような質感で表現できるようになった」と、手応えを口にした。
ホーロー部分に3Dインクジェット印刷を施した木目柄のレミュー
耐久性に優れる一方、デザイン面で課題を抱えていたホーローだが、これを解消したと渡辺社長は力説する。「ホーローは、鉄の丈夫さとガラスの美しさを併せ持ち、耐久性や清掃性に優れた水回りに最適な素材です。数年の間に、新しいテクノロジーを開発し、弱みであったデザイン性を大きく改善しました」。同社は2015年にデジタルデータを元に、デザイン柄を印刷できるホーローインクジェット印刷を開発。今回は一面だけでなく複数面に印刷可能な、3Dインクジェット印刷技術を使うことで、従来を上回る意匠性の高さを実現した。

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