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アイジー工業営業利益が大幅増益《決算発表》

アイジー工業 営業利益が大幅増益《決算発表》

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 アイジー工業(山形県東根市)の2013年3月期決算は前年度比5.3%増の136億3601万円だった。営業利益は同29.2%増の12億9500億円と増収増益となった。

 好業績の理由は前期から好調を維持している金属壁材の販売増。金属サイディング売り上げが前年度比2.0%の増加、金属サンドイッチパネルは同35.6%増だった。

 東日本大震災以後、軽量で躯体負担が軽い金属サイディングが注目されていることが販売拡充に結びついた。

 また、利益については金属サンドイッチパネルの採算重視の受注活動に加え、原材料の安定価格での購入が寄与した。今後はリフォーム市場にも力を入れる。現在、同社製品の売り上げ構成比率がリフォームと新築でそれぞれ4対6と、新築部門が半数以上を占めている。

 将来は、消費税増税や住宅ストック活用の推進などで、新築の市場は縮小する見込みから、リフォーム素材としての金属サイディングのPRも積極的に行っていく。

 服部達夫社長は今後の展望について次のように意気込みを語った。

 「消費税増税後、日本の新築市場縮小が見込まれるにあたり、海外へも進出を進めていく。今までは、いかに窯業製品に近づけるかをテーマに進めてきたが、窯業系に無い物、金属サイディングならではの特長を生かした製品に挑戦していく。自社開発、自社生産の開発を展開し、競合の無い商品、市場を創造していきたい」

「今後も多様化する市場のニーズに応えていく」と語る服部達夫社長

「今後も多様化する市場のニーズに応えていく」と語る服部達夫社長
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