河合楽器製作所(静岡県浜松市)は、手軽に本格的な防音リフォームを提案できる一般住宅向け「防音ドア」を開発、本格的な販売を開始した。
これは、同社の防音ルーム「ナサール」で定評のある防音ドアの技術を生かし、一般住宅用に新設計した商品。
ナサールのドアに使用しているマグネットパッキンを採用し、軽く閉じるだけで防音状態になる。表示性能は、JISの遮音性能でT-3等級としているが、最高水準のT-4にほぼ匹敵するレベルを実現する。 今までの防音ドアでは、防音性能を確保するために、下枠にも戸当たりをつけていたが、新開発した機構により、バリアフリー仕様としながらも遮音性を確保した。
また、防音性能を保ちながらガラス面を大きく取り、開放感のある大窓付きタイプなど3種類の窓のバリエーションを用意。色は、シルク・ディープの2色があり、インテリアに合わせたコーディネートが可能だ。
テラスから光や風を取り込む設計
「以前からドアだけを販売してくれないか、というお問い合わせを多くいただいていました。そのニーズに応えたのが今回の防音ドアです。新築時はもちろん、リフォームニーズも高く、特に都心部の住宅での引き合いを見込んでいます」(カワイ音響システム 山本好孝社長)
枠見込み厚さ130㎜の固定枠タイプと、115~200㎜の厚さの壁に対応できる可変枠タイプを用意したほか、三次元調整蝶番を採用することにより、現場での建て付け調整や、経年変化にも柔軟に対応できるようになっている。

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