2階の押し入れスペースなどを活用してシャワールームを増設するリフォームが最近人気だ。施工が比較的に簡単なユニットも登場している。

シャワーユニットの例
夏だけでなく1年中「シャワーだけでいい」
家族構成が変化したことから、2階にユニットバスをあとから増設したい。そんな場合、浴室の重量や排水の問題から簡単にはいかないことが多い。そんなとき、施工が比較的簡単な「シャワーだけ」のユニットという新しい選択肢がある。
また昨今は、とくに若い世代に、夏だけでなく1年中、入浴しなくてシャワーだけで済ます、という人が少なくない。これにもシャワーユニットはぴったりだ。
シャワーだけのユニットといっても、間口の広い大型ユニットもある。

広めのユニットでは車いすに乗ったまま入れ、楽に回転できる。介助の人が一緒でも狭くない。 写真提供/タカラスタンダード
構造や素材はユニットバス同様に清掃性、断熱性も高い
シャワーユニットの増設は、空きスペースや、押入れなどを改造して設置する。浴槽がないこと以外は、構造や素材もユニットバスと同様だ。床と壁面は清掃性にも配慮してある。色や柄を選べるものもある。ユニット本体を断熱材で覆い、省エネとヒートショックに配慮したタイプもある。またサイズが大きいものは、水栓の他にカウンターや腰掛けが装備されている。


押し入れを改造。スペースにすっぽり収まるシャワーユニット。寝室の中に設置することも可能だ。(上:before 下:after)
写真提供/TOTO
ドアはカビがつきにくい仕様で、三枚引き戸が標準か、選択可能だ。出入り口の段差も抑えてある。
スペースによっては排水に難があって設置が難しい場合もあるが、最近では排水を圧送できるポンプも登場しており、これを使えば設置可能になる。

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