センサーが高齢者の見守り、スマホに通知
「ホームオートメーション(家の自動化)を日本で普及させたい」。こう話すのがスペクトラム・テクノロジー(埼玉県所沢市)の村上正彦社長だ。
スマホがリモコン。室内にいなくても操作できる
同社では中国のスマートホーム機器メーカーWulianグループ(中国南京市)との販売代理店契約を締結し、この6月から国内のリフォーム会社や工務店、家電店などの取次店を通じて販売を開始した。実際のマンションでその体感もできる。
村上氏が推進するホームオートメーションとは例えば次のようなもの。例えば介護が必要な高齢者の一人暮らしの家のドアに開閉を検知するセンサーを取り付け、小型監視カメラをテーブルに置いておけば、ドアが開いた時点で離れて暮らす息子のスマホに「ドアが開いた」と知らせるメッセージが届き、カメラが室内の様子を映し出す。カメラを通じてテレビ電話やチャットで会話することができ、離れていてもトラブルの有無、健康状態などが自動的に分かるようになっている。「家にお子さん一人しかいないときやペットの状態でも自動見守りが可能です」
人を検知するセンサー
それ以外にも、例えば家に誰か侵入した場合、玄関ドアセンサーと室内カメラが検知して、人が侵入したことを知らせるメッセージとその人物を特定するための録画が自動で始まる。センサーから音声警報などもできるため「防犯」効果も発揮できる。
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