~米国リフォーム市場最新リポート Vol.3~
Green Home Tour
省エネ住宅というテーマに適するリフォーム物件や新築物件の現場を公開し、自由に消費者が見て回ることができるNorthwest Green Home Tour。今年は4月の29日と30日に開催された。
建物の2階コーナーには特大の窓(左)、室内が暗い家が省エネ性能と明るさも手にした(右)
Light House
日本の障子にヒントを得て、視線を遮りながら光を取り入れる工夫も
古い農家をより快適に住むためにリフォームした物件。ライトハウスは灯台の意味で、この住宅の外観が灯台に似ている点と、明るい室内を実現したことの意味を重ねてネーミングされた。設計施工はBatt + Lear社が行った。
以前は窓も小さく、非常に暗かった室内環境を改善しつつ、省エネ住宅としての機能も追加した設計となっている。建物のコーナーに見られるように非常に大きな窓を配して明るい室内を実現。障子に似た建具の仕様により、採光をよりしやすくするなどの工夫が見られる。
既存の床梁をデッキやインテリア装飾、家具に利用するなど、多くのエコな工夫がされている。
階段室にも大きな窓を設けている
建材の再使用が人気に
シアトル周辺の省エネリフォームや新築の現場を消費者が自由に見て回ることができるイベントが開催され、多くの来場者でにぎわった。主催は「北西部エコビルディングギルド」という協会で、省エネ住宅を志向する住宅会社や建材メーカーを会員とする組織。年に1回、省エネ住宅の啓蒙を目的にイベントは開催されている。今年は土曜日に8現場、日曜日に14現場が公開された。

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