「分譲・専有部」リフォーム市場は4087億円
マンションの総ストック数は1932万戸。一般社団法人マンションリフォーム推進協議会が9月に発表した「マンションリフォーム将来需要推計」によれば2015年度のマンションリフォーム市場規模は1兆9407億円で、2025年にはさらに拡大するという。市場規模をデータで解説する。
■築20年超のマンションストックは1336万戸
分譲マンション、賃貸マンション(非木造の共同住宅)は年々増加を続け、2013年時点で1932万戸となっている。そのうち、築20年を超えるストック数は1336万戸で、リフォーム適齢期を迎えた非木造共同住宅は少なくない。分譲マンションの大規模改修需要が高まるのはもちろん、専有部の改装もさらに増えると予測する。
特に首都圏では中古マンションが新築マンションの成約数を上回るなど、取引は活発化。また、賃貸マンションも分譲同様で、入居率改善のための大規模修繕、専有部内のリノベーションはさらに増えるとみられる。
■分譲マンション改修市場は9878億円
分譲マンションの共用部と専有部を合算した市場規模は2015年で9878億円。2025年には1兆1459億円が見込まれている。伸び率は116%となっている。
賃貸マンションの市場規模に比べて市場規模が大きく、また伸び率も高い。
■賃貸マンション改修市場は9438億円
賃貸マンションの共用部と専有部を合算した市場規模は2015年で9438億円。2025年には1兆666億円と見込まれており、113%の伸び率だ。
市場規模は約1200億円上積みされ、1兆円を超える見込みだ。

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