人材問題(3) 残業ゼロ対策
さまざまな業界の中でも、特に残業が多いのがリフォーム・建設業界。今回はユニークな工夫で残業を減らし、生産性を高めている企業を紹介する。
《Case 1 ウスイホーム》
営業、設計を分業・22時退社→19時に
プレゼン時間も短縮
21時、22時まで働いているのが当たり前だったが、19時、19時30分くらいで帰れるようになりました。また、週休二日が定着した」。こう話すのが、リフォームや新築、不動産事業を手掛けるウスイホーム(神奈川県横須賀市)の建設リフォーム部の地引啓悟部長だ。昨年から、グループ全体で本格的に働き方改革に取り組んできた。
具体的には主な3つの取り組みがある。1つは分業制の推進だ。これまで営業が、設計、見積もりも一手に引き受けていたが、これらを分業化。プランを設計する担当が1人いる。リフォーム営業担当7人が打ち合わせしてきた内容を手書きの図面等で設計担当に渡し、平面図とパースを作成してもらう。
プレゼンソフトの画面。ソフト導入により、制作の分業化、プレゼンの効率化が図れた

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