最新テクノロジー、現場で活躍
外壁のひび割れは人間ではなくAIが診断する。リフォーム事業を効率化するためのさまざまなテクノロジーが登場してきている。建設業に関わる労働者が減少する中、最新技術で業界の課題を解決しようと試みる企業をリポートする。
壁面の撮影画像に検出されたひびが表示される「ひびみっけ」
壁面診断「ロボ」も登場
富士フイルム(東京都港区)が提供する社会インフラ画像診断サービス「ひびみっけ」が注目を集めている。18年4月のリリースから1年半ほどで、利用者数は500ユーザーを突破した。
「ひびみっけ」は、撮影画像からコンクリートのチョークとひびをAIを活用した画像診断によって検出するサービス。これを利用することで「従来の点検業務に比べて作業時間を3分の1以下に短縮することができる」(広報)。橋梁やトンネルといった社会インフラの点検を中心に利用されているが、団地や公共・商業施設などのコンクリートが多く露出している建物の診断業務にも利用が広まっている。

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