住んでいるマンションにコンビニが入ることが当たり前の世界が来るかもしれない―そんな新しい暮らしのサービスを提供しているのが無人コンビニを提供する600(東京都渋谷区)だ。
マンションなど約100カ所に設置
見た目は四角い冷蔵庫。その中には値札付きのジュースやチョコレート、ポテトチップスなどが置かれている。利用者はクレジットカードを正面にある端末に通したあと、ドアを開け、欲しいものを取り出す。閉めたあとに取ったものがセンサー感知で勝手に決済される仕組みだ。この無人コンビニが生まれたのは今から2年前。今ではマンションやオフィス、ホテルなど約100カ所に設置されている。
なぜこのようなサービスが生まれたのか。事業を立ち上げた久保渓社長が高層ビルのオフィスに勤めていたことがきっかけだ。「ビルに入っているカフェは行列ができていますし、昼時のエレベーターは待ちます。一時期2食生活をしていましたが、昼ご飯を食べたいじゃないですか」。そんな考えから、気軽に購入できる無人コンビニの仕組みができあがった。

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