キャッシュレス決済をPR
各所から消費増税後の受注の冷え込みの声が聞かれる中、9~11月で売り上げが前年同期比で3割増加しているのがビッグアイ(千葉県習志野市)だ。特に10月からはキャッシュレス決済ができることを積極的にPRして顧客の問い合わせを増やしている。
シールが貼られた作業車
左上:5%還元の赤いシールが目立つ
作業車にシール
習志野市内を走る作業車。後部座席の窓には「キャッシュレスでお支払いのお客様に5%還元」という経済産業省の赤いシールが目立っている。同社は作業車全車両に貼り、消費者にPRしている。
「10月の初めにシールが届いてすぐに貼りました。当社はエリアを作業車で回ることが最大のPRになるので、それを最大限生かすことにしました」(杉浦克子社長)
すると、「キャッシュレスで支払いができるのか」と電話による問い合わせが増加。増税直後にも関わらずリフォーム相談が集まった。
すでにクレジット決済を導入していた同社だが、9~11月の3カ月間のキャッシュレス決済は19件にのぼった。これまで現金または銀行振り込みでの決済が9割だったが、この間、売上高の半分以上がキャッシュレス決済になった。これは同社始まって以来初めてのことだった。

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