少しのアイデアが大きな喜びに
コストを掛けないプチリフォーム事例
リフォーム産業新聞社主催の「プチリフォームコンテスト」は、工夫を凝らした30万円以下の小規模リフォーム事例を募集するもの。金額ではなくアイデア勝負、いかに顧客の心をつかみ、笑顔になってもらえるかがポイントだ。現在、第2回の開催に向け作品の募集をおこなっている。
優秀作品へは表彰、賞金が与えられるほか『施主が喜ぶ!!プチリフォームアイデアBOOK』として書籍化し、提案事例集として活用されている。リフォマガ(リフォーム営業マンのための教科書マガジン)やリフォーム産業新聞でも特集し、業界内でシェアすることでリフォーム営業やプランナーの方々に提案時のヒントにしてもらうことが開催目的のひとつ。ちょっとしたアイデアがあれば、誰でも気軽に参加できるコンテストだ。
昨年7月に開催した「第1回プチリフォームコンテスト」では、全国のリフォーム会社から143作品が集まった。費用0~30万円まで、部位もリビングからガーデン、収納や塗装など幅広く、実に工夫を凝らした作品ばかり。例えば、あらゆる場所に有孔ボードをあしらい、どんなテイストにも合う収納を提案した作品の数々や、思い出の建材を再利用し敷台や装飾として活かすリフォームならではの作品も散見された。
なかでも、最優秀賞を受賞した夕部美子さんは、そのセンスの高さで複数部門において優秀賞に輝いた。コンテストでの受賞後の反響と、第2回開催に向けての意気込みを聞いた。
「光テックでは『ひとさじリッチ』と銘打ち、ローコストで出来るささやかなひとさじのデザイン提案をずっと行ってきました。プチリフォームコンテストのコンセプトがそんな私達の考えとぴったりとリンクした事もあり、昨年応募したところ、なんと最優秀賞を頂いてしまいました。それがきっかけで地元の高知新聞に大きく取り上げられたのですが、何より嬉しかったのが、新聞を見たOBのお客様達にとても喜んで頂けた事でした。これによりさらに信頼度が上がり、受注率もアップしたんですよ。
プチリフォームコンテストの良い点は、敷居が低くて新人でも気軽に参加できる点だと思います。リフォーム会社の皆さんも、ソフト面の提案を強化するには、プチリフォームコンテストへの参加がとても良い機会になると思います。凝ったプレゼンシートを作らなくても簡単に応募できるので、私も去年は7作品も応募したんですよ。断熱や耐震といった性能提案が当たり前になる中、お客様の満足度を上げるには、デザインやアイデアを駆使したひとさじ(プチ)提案がこれからもっと重要になると思います。
私は今年も応募予定です。今からお施主様と『このリフォームを応募しましょうね』と相談しながらひとさじ提案に励んでいます」(夕部美子さん)
光テック 夕部美子さん
着物をイメージしたクロスを採用し、オリジナリティ溢れる間仕切りに仕上げた作品で最優秀賞を受賞。費用は12万円。
作品募集は2021年6月11日(金)まで。リフォーム業界に携わる方なら誰でも応募でき、今回から個人だけでなく、事業所・支店などチームでの申し込みも可能だ。
第2回プチリフォームコンテスト詳細
https://the-bars.com/renovation2021-contests
<作品応募フォームはコチラ>
https://the-bars.com/contests-form
▼▼第1回の優秀作品はコチラ!▼▼
入賞のポイントは<オリジナリティ>
https://www.reform-online.jp/news/reform-shop/17900.php
