オリコミサービス、ドローンスクールの需要拡大

リフォームや内装業者が受講

チラシ折り込み等を行うオリコミサービス（東京都中央区）が運営するドローンスクールのニーズが高まっている。

スクールの場所は埼玉・三郷駅から徒歩圏内の450平米ほどの倉庫

開始から2年、リフォーム会社などを中心とした受講者で事業は黒字化。今後は点検や撮影の請負や3人の女性資格取得者「ドローンガールズ」によるPRなども行う方針だ。

場所は埼玉県三郷市、駅から住宅地を歩いて6、7分の場所にある450平米ほどの倉庫がスクールだ。元々資材置き場に利用されていた最大天井高8.5メートルの空間に3つの飛行空間を設置。屋内施設のため、悪天候でもドローンの練習ができる。

コースは初心者に向けた13万2000円のフライトコース、ドローン操縦士回転翼3級の取得を目指した22万円のビジネスコースの2種類。どちらも2日間に渡って10～16時の講習となっており、8割の人が資格取得を目的に両方を受講する。

「受講者は40～50代の男性、リフォームや内装業など建設業の経営者が多いです」（インストラクター・石原寛之氏）

大手ガス会社が社員を複数人受講させるケースもあり「コロナの状況下の方が需要は高まっています」と石原氏。現在、月に13～14人ほどが無料体験に訪れる。

新規事業としてドローンスクールを始めた同社が次なる展開として進めるのは、外部事業の請負だ。近々で農薬散布用のドローンを購入。農薬散布の請負や住宅屋根等の点検など、ドローンの操縦技術をもとにさまざまな場面でのニーズに対応する。

「オーディションで選んだドローンガールズにも活躍してもらいたいと考えています。先日はガールズの1人に子供向けのドローン教室に参加してもらいました。まだ駆け出しなので、無償でドローン撮影をしたい企業とのコラボなどできればと考えています」（石原氏）