リフォームで12億8000万円を売り上げるオーヤシマ(和歌山県岩出市)の強みは、その圧倒的な規模のショールームにある。岩出市にある本店と大阪府泉佐野市のりんくう店の2店舗を展開するが、とくにスケールが大きいのは、本店だ。210坪に及ぶショールームにはあらゆる住設や建材がそろう。巨大店舗を構えるメリットとは。
【リポート/編集部 芦原拓】
「陶彩館」本店の外観。主要メーカーをまとめて一度に比較検討することが可能だ
水回り設備は40台超、毎週40組が来店
キッチン10台、バス11台を展示するリフォーム店が全国にどれだけあるだろうか。本店ショールーム「陶彩館」に行けば、あらゆるリフォームを依頼することが可能だ。水まわり機器は前述のキッチンとバスに加え、トイレは13台、洗面化粧台は10台をそろえる。加えて、外壁やスレート屋根や軽量瓦、サイディングの見本も展示。さらには玄関ドアや室内ドア、床材、クロス・タイルサンプルまでも置かれている。
オーヤシマの本店が開設されたのは1998年。「当時、まったく周囲にリフォーム店はありませんでした」と、リフォームアドバイザーの上野操部長は振り返る。現在は家電量販店やホームセンターの進出もあり競争が激化しているが、それでも毎週、平均40組が来店するなど、陶彩館の存在感は地域のなかで際立っている。
「小さい店舗だと来てもらえないのではないか、ワクワクしていただけないのではないか、という視点からここまで大きくなりました。新商品が出るたびに取り替えるのは大変ですけども(笑)」(上野部長)

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