リフォーム業界の実態を明らかにする企画。今回のテーマは「代金回収」の3回目。各社どのように代金を回収しているのか、6社に調査した。
見積もり依頼、契約率アップ狙う
クレジットカードが使えることを謳っている
大信住器(福岡県北九州市)は、工事代金回収の割合を100万円以下の工事の場合は完工金100%、工期が2週間以上の場合は着工金30%、完工金70%、工期が1カ月以上の場合は着工金30%、中間金30%、完工金40%と設定している。
支払い方法は銀行振り込み、リフォームローン、クレジットカード、PayPay。売上高の割合は銀行振り込みが6割、リフォームローンが2割、クレジットカード、PayPayが2割を占める。
同社では、チラシや自社ホームページでクレジットカードが使えることを謳っている。例えば、チラシでは「現金不要・ポイント貯まる支払いはカード決済で決まり!」と文言を掲載し、使用可能なカード会社のロゴが並ぶ。また、自社ホームページではクレジットカードについてのページを用意し、カード決済の上限金額や使用可能なカードの種類などの条件を説明している。
クレジットカードの決済手数料は約3%と決して低くはない。だが、エンドユーザーの利便性のために導入していると元吉敏文社長。支払い方法は、見積もり件数や契約率を向上させる重要な要素の一つだと指摘する。

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