【住宅リフォーム売上ランキング2021・増収企業リポート】hinata、コロナ禍の出店機に3割増収

「ひなたペイント」の屋号で外壁塗装を手がけるhinata（奈良県香芝市）が、前期比3割増の年商5億円超えを達成した。「営業所が増え、人を雇ったのが理由です」と、斉藤大信社長は増収の理由を打ち明ける。生駒のショールームに続いて、昨年10月に橿原にショールームをオープン。イオンモールの目の前にある30坪ほどの空き家物件を改装した。「リフォーム産業新聞を読み、ショールームで成功している会社が多いことがわかったのがきっかけ。安くはない投資でしたが、今を逃すと今後は難しいと思って、冒険することにしました」と、斉藤社長。毎月20組ほどが来店。来店者はほぼ見積もりに至り、成約率は7割に至る。

商談をショールームで行うことで成約率を上げる

成約率が高い理由を斉藤社長は次のように語る。

「塗料のグレードによって粗利率を変える会社は多いですが、僕らは一定にしているので、単価の高い塗料だけを無理に売ろうとはしてません。無機やフッ素、ラジカルなど全てのグレードをメリットやデメリットも含めて説明し、最後はお客様に決めてもらうようにしています」