10年前からリフォーム事業を開始し、現在は年間9億5000万円を売り上げる新産住拓(熊本県熊本市・会社売上約58億円)。同社は熊本県のリフォーム売上ランキングでも1位という実績だ。新築や不動産なども手がけ、なぜ9億円の壁を突破できたのか。小山英文社長は「徹底的なOBフォローがカギ」だと話す。
【リポート/編集部 堀口泰生】
新築後は年2回、永続的にフォロー
6000件のOB宅を訪問する際に、持参する冊子。自社の最近の取り組みなどを紹介している
新産住拓が力を入れているのがOBへの徹底的なフォローだ。同社はリフォームのメインターゲットを新規客ではなく、約6000件のOBとしている。この6000件のうち新築を建てた顧客がメインで、実際「9億5000万円の売り上げの約7割強がホームオーナー様からです」と小山社長は話す。
受注を増やすにはOBとの関係を密にすることが重要だ。具体的には3つのことに取り組む。
1つ目は年2回、約130人の全社員で、6000件のOBを全戸訪問すること。社員1人あたり約30~40件のOBを訪問する。ベテラン営業マンだと100件以上回るケースもある。「時間としては1年間で、5日間はホームオーナー回りにしようという文化になっています」

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