ゴミ屋敷清掃や遺品整理などを手掛けるテンシュカク(和歌山県西牟婁郡)は、昨年7月から便利屋サービス「便利屋七福神」を開始。このほどFC加盟店の募集を始めた。顧客との接点強化や集客に利用できるサービスで、年内に10社の加盟を目指す。
最初の3カ月間は集客サポート
加盟店の募集を開始する「便利屋七福神」
便利屋七福神への依頼内容はハウスクリーニングや遺品整理、害虫駆除など幅広い。月の売り上げは50万〜100万円で、1件当たりの平均単価は3万〜4万円。一人暮らし世帯の汚部屋清掃や、庭木の剪定が困難な高齢者からの依頼が多い。「顧客から代金をいただく際、涙を流しながら『奇麗にしてくれてありがとう』と言われたこともあります。顧客ありきの仕事だからこそ、感動できるサービスを提供したい」(新家喜夫社長)
ノウハウを外部にも提供すべくFC事業を開始した。「リフォーム会社との相性は良い」と新家社長。「便利屋の仕事で、壁紙の張り替え依頼や家の売却の相談を受けることもあります。リフォーム会社の一つの窓口として持っていてもよいのではないでしょうか」
FC加盟料は400万円。ランニングコストは月額12万円。加盟料のなかにウェブ広告費用とウェブ制作費用、損害保険費用を含む。最初の3カ月間の集客は同社がサポート。別事業の「ゴミ屋敷バスター七福神」などで培ったウェブ集客ノウハウを生かす。募集対象は個人もしくは法人だ。「ただ加盟店を募っているのではなく、加盟店の奪い合いを防ぐため、また七福神のブランドを保つため、50万世帯につき1加盟を設けるようにしました。広商圏で質の良いサービスを展開していきたいです」
新家喜夫社長

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