リフォーム激選区の大阪で売上を伸ばしている一社がCONY JAPAN(大阪府大阪市)だ。創業53年を迎える同社は、1997年に住宅リフォーム工事請負の「スペースアップ」を設立し、多店舗および多事業展開で事業を拡大。近年は水まわり専門店の「リフォーる」が成長を牽引。単品交換の工事をメインにしながら、原価を抑える仕組みと地域密着型の戦略で売上を伸ばす。今後は「スペースアップ」と「リフォーる」の両輪で、3年後の売上高100億円突破を目指す。
両軸で出店進め売上100億円突破へ
多業種からリフォーム特化に
同社の直近3年間の売上高は、2020年6月期が58億円、21年6月期63億円、22年6月期が68億円。リフォーム激戦区の大阪を地盤にしながら順調に売上を伸ばしている。
現在は3つのブランドを展開。祖業のリノベーション・リモデルを中心とした「スペースアップ」、水まわり専門店の「リフォーる」、そしてフルオーダーリノベーションの「プロスタイル」。それぞれの平均単価は、スペースアップが約97万円、リフォーるが約33万円、プロスタイルが約500万円。
同社の創業は1970年。大阪市平野区で「近畿営繕工事」の屋号で始まった。97年に小西正行社長が継承し、住宅リフォーム工事の専門請負会社スペースアップを設立。関西中心に多店舗展開を進め、2009年に関東に進出した。11年CONY JAPANに社名を変更。13年から「リフォーる」をスタートし、19年に「プロスタイルリノベーション自由が丘店」を都内で開設し、現在に至る。

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