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年200件でリフォーム売上高8億円、エンラージが取り組む高単価リノベ受注策【企業研究】

年200件でリフォーム売上高8億円、エンラージが取り組む高単価リノベ受注策【企業研究】

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エンラージは、人口56万人・28万世帯が住む東京・八王子で2010年に設立した設計事務所系のリフォーム店だ。工事件数は3店舗合計で年間200件と比較的少ないが、平均単価は約400万円。売上の8割を大型リノベーションが占める。施工事例を詳細に紹介するなど自社ホームページを集客ツールとして最大限活用し、かつ社員教育も含め品質管理を高めることで、わずか10年超で地元から厚い信頼を得ている。

平均単価400万円で売上高8億円弱

周辺にリノベ競合店はほぼなし

エンラージ 店舗外観。自然素材を使っていることをアピールし、イメージしやすくする店舗外観。自然素材を使っていることをアピールし、イメージしやすくする

エンラージ 店内には畳やキッチンなどを用意し、住宅のリノベをイメージしやすくしている店内には畳やキッチンなどを用意し、住宅のリノベをイメージしやすくしている

エンラージは八王子市内に本店、北野支店、日野市内の日野支店と3店舗を構える。年間の工事件数は200件で、うち約6割が八王子市内、約3割が日野市、残り1割ほどが昭島市、福生市などだ。

同社は一般的なリフォーム店と比べて工事件数が少ない反面、平均単価が約400万円と圧倒的に高い。1000万円超の工事を年に約50件手掛け、売上比率では1棟丸ごとの大型リノベーションが約8割。22年12月期の売上高は7億8000万円、経常利益率は5%弱だった。

「大型リノベでは昔の構造を今の構造に近づける考え方が必要なので、新築の知識がないと難しい。当社は私も含めて新築の経験がある従業員が多いのが強みです。ここ4年はコロナ禍でリモートワークが浸透して、実家を二世帯住宅に変えたいという依頼が増えています。またリノベを検討していたお客様が最終的に新築で依頼することも年に2件ほど。周辺のリフォーム店と競合することはあまりありません」(石井誠社長)

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