大手リフォーム会社の三井デザインテック(東京都中央区・年商481億円)は、12月に行われた記者懇談会の場で、同社のコンセプト「クロスオーバーデザイン3.0」の概要を発表した。
「クロスオーバー」とは、例えばカフェやホテルに用いるような上質な設計を、住宅の居住空間に融合させるといった考え方のこと。2015年の1.0、2016年の2.0に次ぐアップデートとなった3.0の内容は「掛け離れた要素を融合し、化学反応を起こす」としている。

住宅とアトリエを融合
同社フェローの見月伸一氏は次のように解説した。例えば、住宅において在宅ワークスペースを、感性を刺激するアトリエのような空間設計にする。ホテルにおいては外側に巣箱を置いて、野鳥観察ができる客室、シェアオフィスにおいては社交場のような空間にする。「VUCAの時代、データで最適解を出すことに限界が感じられる機会が増えた。アート思考が新しい価値創造のキーワードになります」
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