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フロッグハウス、団地リノベでリノベーション・オブ・ザ・イヤー2冠達成【リノベーション・オブ・ザ・イヤー2023】

フロッグハウス、団地リノベでリノベーション・オブ・ザ・イヤー2冠達成【リノベーション・オブ・ザ・イヤー2023】

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兵庫県明石市・神戸市で団地再生を多く手掛けるフロッグハウス(明石市)はリノベーション協議会(東京都渋谷区)が主催する「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2023」に出展した。「これからの団地リノベのあり方を問う。」と題し、団地ならではの制約の中で、現代のライフスタイルに合わせた間取り変更、地元・兵庫県産材を使った内装、予算内で断熱を施した。これらの点が評価され、800万円未満部門の最優秀賞と、プレイヤーズチョイスのW受賞に輝いた。

地元の杉材活用して団地再生

家事動線をキッチン主体に

フロッグハウス 地元の大工と左官が現場で完成させた、遊び心溢れるオリジナル天板のキッチン(上)地元の大工と左官が現場で完成させた、遊び心溢れるオリジナル天板のキッチン(右下)LDとサンルームの間には、透過性がある引き戸を使用。写真右に見えるのは輻射式冷暖房だ

内窓設置用の枠を取り付け

官民連携で実現

築46年の神戸市須磨ニュータウンの名谷団地の一室、官民連携によってリノベーションされたモデルハウスが本物件だ。62.07㎡という広さで予算は700万円。子育て世代の夫婦+幼い子どもという2.5人を想定し、使いやすい家事動線・地産地消・断熱を叶えた質の高いリノベーションを目指した。

以前の間取りは、玄関を入って横に洗面室、続いて浴室があり、玄関正面の扉を開けると独立したキッチン、隣りにLD、ほかに和室が3室という、細かく分けられた3LDKの間取りだった。

リノベーション後は、玄関横はベビーカーも置ける土間のシューズクローゼットに。キッチン、LD、和室の1室は大きなひと続きの空間になり、中央には壁付けキッチンをベースにしたオリジナル天板のアイランドキッチンを据えた。浴室は場所は変えないまま、入口のみキッチン側に90度変更。キッチンと浴室の間には、洗濯機や作業台を置いたユーティリティスペースを設けた。こうして完成したのが、水回りがコンパクトにまとまり、ぐるりと回れる家事動線である。

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