中村工務店、エリアを25分割してチラシ配布反響率を分析して配布を計画

本特集では、リフォーム事業者の経営ノウハウを紹介する。今回は販促をテーマに、リフォーム事業を手掛ける中村工務店（長崎県長崎市）を取り上げる。

メニュー型とイベント型を2種類

年287万部

メニューチラシ。商品と価格を数多く掲載

イベントチラシ。大型イベント「ありがとう感謝祭」を開催

年間リフォーム売上高10億2000万円を達成している同社は3つのことに力を入れて、年間工事件数1300件を誇っている。年間の販促費は約4000万円だ。

販促の1つ目はチラシだ。月に配布するチラシは主に2種類。1つが水回り商品などが多数並んでいるメニューチラシ。もう1つがイベント案内のチラシだ。チラシは毎月更新をしている。メニューチラシは季節ごとの商品や今月のおすすめ、補助金のお知らせ、新商品などを新しくして載せている。チラシは1枚8.5円ほどで年間の合計枚数は約287万部。

同社では5年前から長崎県内の商圏を25分割して、エリアごとにチラシの反響率を分析している。その分析をもとに日付をずらして、チラシの配布計画を考え、毎日どこかのエリアに配布している。