住宅リフォーム推進協議会(東京都千代田区)は、15回目となる住宅長寿命化リフォームシンポジウムを開催した。「カーボンニュートラル実現に向けて、リフォームで今取り組むべきこと」をテーマに、リフォーム会社3社が、省エネ、性能向上リフォームの事例を紹介した。発表したのは、リノベる(東京都港区)、スカワ(群馬県高崎市)、リヴアース(岐阜県養老郡)。性能向上リフォームに付加価値をつける、差別化する取り組みとは。
低コスト、環境対策がカギに
有力3社、性能向上事例を披露
シンポジウムの様子
事例1 リノベる (東京都港区)
1棟改修で環境負荷軽減
山下智弘社長
中古マンションの仲介とリノベーションのワンストップサービスを得意とするリノベるは、「暮らしの体験価値提供」として2つの取り組みを発表した。
1つ目は、GHG(温室効果ガス)削減の可視化とZEH水準リノベーションの推進。2つ目はテクノロジーとリノベーション技術を組み合わせた豊かな住まいづくりの実現だ。これらにより、リノベーションによる建物の長寿命化と、省エネ改修による省エネ効果の向上、資材高騰における資源制約、地域の魅力向上による活性化の貢献につながるという。
代表的な事例は築27年の企業社宅1棟をリノベーションした賃貸住宅「コンフォリア高島平」。専用住居76戸をバリューアップ改修し、共有部に豊かなコンテンツを加えていることが特徴だ。また、断熱改修によるBELS認定とDBJGreenBuilding認証も取得している。
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