有料会員登録で全ての記事がお読みいただけます

長谷工グループ、IoTリフォームと全館空調で社宅を1棟リノベ

長谷工グループ、IoTリフォームと全館空調で社宅を1棟リノベ

このエントリーをはてなブックマークに追加

設計トレンド

長谷工グループ(東京都港区)が既存の同社施工社宅を全面改修し、建物運用時のCO2排出量実質ゼロを実現した賃貸マンションプロジェクト「サステナブランシェ本行徳」(千葉県市川市)。住宅リフォーム・紛争処理支援センター(東京都千代田区)主催の「第41回住まいのリフォームコンクール」で住宅リフォーム推進協議会会長賞を受賞した本事例では、全36戸のうち13戸を居住型実験住宅とし、さまざまな検証を行っている。

IoTリフォームと全館空調で睡眠の質改善

13戸の実験住宅に人が住んで検証

長谷工リフォーム サーカディアンリズム照明(左)昼、(右)夜。画像提供:コイズミ照明サーカディアンリズム照明(左)昼、(右)夜。画像提供:コイズミ照明

ヘルスケアシステムを導入

本事例は、国土交通省の令和4年度「第2回サステナブル建築物等先導事業(次世代住宅型)」に採択もされた。実験住宅のうち、いくつかの試みについて、設計・施工を担当した長谷工リフォームの設計部技術部長の小村直樹氏と建築部門統括部長の関口淳一氏に聞いた。

実験住宅「快眠のための家」は、全館空調システムを導入し、木の質感や香りによるリラックス効果を期待して木質クロスを使用。また、生体リズムに合わせた照明制御「サーカディアンリズム照明」を採用する。サーカディアンリズム照明では、専有部内の照明の制御のほか、カーテンやブラインド制御による太陽光の取り入れの調整を行う。

さらに、IoT連携のスマートホームシステムによって、住人の睡眠アルゴリズムに合わせて、入眠後に家電や空調などを自動的に最適化する。そして、長谷工とNTT東日本グループ(東京都新宿区)、ブレインスリープ(東京都千代田区)の3社共同研究で、活動量・心電図・脳波から睡眠の質を計測し、最高の睡眠を実現するための住環境を検証している。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

毎日ニュース配信中!リーフォーム産業新聞公式LINE

リフォーム産業新聞社の関連サイト

閉じる