CONYJAPAN(大阪府大阪市)は、新業態のリフォームブランド「リフォーる」を立ち上げた。第1号店は7月27日、大阪府堺市にオープン。今後はノウハウを同業者に提供するFC展開も視野に入れている。
新ブランドのロゴマーク
新ブランド「リフォーる」には、「気軽にリフォームする」という意味を込めた。主にトイレやキッチンなどの水まわり住宅設備の入れ替え工事を専門的に行う。ユーザーが取り組みやすい価格帯の商品を用意。
新事業の最大の特長は、工事費含めたリフォーム価格の表示。チラシやホームページには、トイレ、キッチン、バス、洗面、ビルトインコンロなど約50種類のリフォーム費用を掲載する。
赤石幸彦取締役は新ブランドについて、「新たな顧客層、特にこれまで一度もリフォームを頼んだことのないユーザーを開拓したい」と意気込む。「これまでのリフォームは、見積もりを取ってみないと値段が分からないことがほとんど。これではリフォームに不安を持っている人は、いつまで経ってもリフォームしません。『リフォーる』ではこの問題を解決するため、最初から明確にリフォーム価格を提示します」
近年同社では、リフォーム工事が大型化しており、低価格商品の受注が低下していた。新ブランドでその回復を図りたい考えだ。今後は「リフォーる」では設備交換の中小規模工事、従来の「スペースアップ」では全面改装などの大規模工事といったすみ分けを行う。
店舗は営業4、5名、事務1名の体制を基本とする。現場数が多く、低価格帯を中心とした新店舗は、新卒社員の教育の場としても活用していく。今期はさらに2店舗を南大阪に出店予定。「モチベーションが高く、独立に対する意識の高い社員が活躍できる場にしていきたいです。10年後には、直営店100店舗、FC店200店舗の合計300店舗を目指します」(赤石取締役)

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