総合リフォーム会社のアートリフォーム(大阪府吹田市)は、大阪府枚方市の学童クラブで小学生を対象とした「廃材を使った家づくりワークショップ」を開催。当日は参加した合計38人の小学生に対し、リフォーム業界を取り巻く社会問題やSDGsの重要性を伝えた。
廃材を活用したオリジナルハウスづくりを実施
同イベントは子育て支援をする明日葉(東京都港区)と共同で開催。1回90分のワークショップでは、はじめにSDGsなどの知識をスライドで紹介した。「リフォームの仕事もSDGsにつながる仕事」と紹介した際には子どもたちから「そうなの?」と驚きの声が上がっていた。その後、平田タイル( 大阪府大阪市)提供のタイルなど廃材を活用したオリジナルハウスづくりを実施。開始の合図とともに、木やカーペットの端材やタイルなどを利用し「めっちゃ良い感じや」「天才や!」といった声をあげながら、それぞれが作品を仕上げていった。
最後は完成した作品をそれぞれが「がら空きホーム」「エコエコの家」といった独自の名前でこだわった点も含めて発表した。
企画をした小林翔太エリアマネージャーは開催理由を次のように話した。「職人さん不足、人不足のなかでこうしたイベントを通じ、建築を将来の選択肢の1つにしてもらいたい。また、通常の集客では出会わない人たちにリフォームの認知を広げ、業界貢献につながればと思います」
今後は、同様のイベントを他の地域や教育機関に拡充していく。「次はプランニングや間取り作成など職業体験のような企画をして、リフォームの面白さを伝えていきたいです」(大久保舞氏)
ワークショップを企画した小林翔太エリアマネージャー(左)と大久保舞氏(右)

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1645号(2025/04/21発行)11面
-
1645号(2025/04/21発行)13面
-
1645号(2025/04/21発行)9面
-
1645号(2025/04/21発行)2面
-
1644号(2025/04/14発行)3面