テクノストラクチャー工法で資産価値向上も
パナソニックES社(大阪布門真市)は「ゼロエネルギー」「スマート」に、国が提唱する「ウェルネス」の要素を加えた新商品「スマートウェルネス住宅」3タイプを、7月より販売している。

テクノストラクチャー工法イメージ
コンセプトは「ライフスタイルが変化しても快適に住み続けることのできる住まい」。断熱性の向上や高効率設備機器の導入に加え、太陽光発電の創エネ分を蓄電池でムダなく活用することで、バランスのよい「省エネ・創エネ・蓄エネ」によるZEH(ネットゼロエネルギー住宅)を実現させる。
さらにPM2.5にも対応する「天井埋込形空気清浄機」「熱交換器」等のウェルネス設備を備え、それらをHEMSの情報技術と連携させることで、同社の先進製品を組み合わせた快適性の高い「スマートウェルネス住宅」を提供する。
商品展開はニーズに合わせて、都市部の狭小地対応のコンパクト型「テクノゼロ」(普及価格ゾーン)、郊外型「つむぎえゼロ」(中級価格ゾーン)、フラッグシップの「スマートエコイエ ゼロアドバンス」(中高級ゾーン)の3タイプ。最上位タイプでは、外張り断熱と充填断熱で家を外と中から包むW断熱で、厳しい北海道の省エネルギー基準もクリアする。またHEMS技術を活用し、体動を感知して室温を自動調節する「快眠サポート機能付きエアコン」等も一部シリーズで導入される。
全ての住宅のベースには、同社が1995年から開発し今年20周年を迎える「テクノストラクチャー」工法を採用。木造の弱点を鉄で補強させた「テクノビーム」等の構造体によって耐震性が増し、高寿命で住宅自体の資産価値も向上する。「テクノストラクチャー」は、同社とパートナーシップ契約を結ぶパナソニックビルダーズグループ(PB店)を通じて販売される。
販売20周年を迎える今年度はテクノストラクチャーのみで年間4000棟、出荷累計50000棟以上が目標。2018年には年間5000棟、出荷累計65000棟を目指している。スマートウェルネス住宅を含むZEH合計の目標販売棟数は、今年度で1000棟、同社が創立100周年を迎える2018年度は2500棟を目指す。

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