ネット通販大手のアマゾンジャパン(東京都目黒区)がリフォームの販売を開始したことで、リフォームのネット通販ビジネスが注目されている。ゲーム事業を主力とするグリー(東京都港区)もリフォームのオンラインショップ「リノコ」を運営するなど、異業種の参入も目立つ。ネット販売は主流となるのか、各社のビジネスモデルを解説する。
工事付きが特徴
今年6月末にスタートしたアマゾンの「リフォームストア」は約5500種ものリフォーム商品がネットで買える。設備や建材といった「モノ」だけを通販するのではなく、すべて施工付き。商品は設備・建材と工事をパッケージ化してあり、工事費込みの総費用を価格として表記しているため、分かりやすい。
ユーザーは欲しいリフォーム商品を「カート」に入れて「レジ」に進んで注文すれば、施工担当会社から連絡が入るという仕組み。
大和ハウス工業、積水ハウス、ダスキン、ソニー不動産などアマゾンのパートナー企業が、現場調査、プランニング、施工を担う。商品同士を自由に比較検討し、ネットで依頼ができる利便性が売りだ。

主に水回り設備機器のリフォームを販売。大和ハウス工業などが協力。
急成長するリノコ
アマゾンに先行しているのがグリー子会社のセカイエ(大阪府大阪市)。運営する「リノコ」はサービス開始から約2年半で月間問い合わせ数が5000件を超えた。月商で1億円売り上げるサイトに成長してきており、今期は30億円を計画している。
アマゾンと同様にあらゆる部位のリフォームを取り揃え、すべて工事費込みの定価を表示した「パック商品」。700を超える施工業者と提携しており、全国で施工が可能だ。

リフォームの総合ネットショップ。壁紙や床材の販売に強み。子会社セカイエが運営。
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