広告費を一切かけず、売上高の95%をリピートで売り上げるのが、すみれ建築工房(兵庫県神戸市)だ。従業員20人で年商は5億円。職人である大工は全員が社員。「大工に必要なのは意識改革」と語る高橋剛志社長に、業界の常識を破る経営について聞 いた。
顧客の囲い込み
同社の最大の特徴は、12人いる大工自らが営業し、顧客を囲い込んでいる点だ。「施工中の大工は、施主はもちろん近隣の人とも顔を合わせている。つまり、仕事を通して見込み客との間にすでに関係性ができています」と高橋社長。
そのため、近隣への挨拶には大工自身が出向き「ちょっとしたことならサービスでやります」と言うと、「大工さん自ら挨拶に来てくれる業者はほかにない。うちのリフォームも安心してお願いできそう」という印象が生まれるという。

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