独立系大手リフォーム会社のニッカホーム(愛知県名古屋市、売上高230億円)が岡崎市に杉と檜のテーマパークを開設する。5000坪を超える広大な敷地に生える杉、檜を活用した商品を発案。実際に見られる場を開放し、国産材を使ったビジネスの芽を発信していく考えだ。榎戸欽治会長は「材を継続して活用できる方法を考えていく」と意欲を見せる。
かやぶき屋根の休憩所は、屋根を葺き直し再生した
元旅館跡地を購入
JR岡崎駅から車で40分。人里離れた山の中腹に建設中のテーマパークがお目見えする。
景気低迷で3年前に廃業した旅館跡地を買い取り、昨年秋から工事を開始。「ここにあるもので作る」をコンセプトに、伐採した杉材でツリーハウスを作り、孟宗竹で川べりに手すりを制作。また、傷んだかやぶき屋根は葺き直し、神奈川から呼んだ庭師には、石垣を作ってもらった。
シンボルとなっているツリーハウス。外壁に使われている木には大理石調の特殊印刷が施されている
これからは従来の池を再構築したり、川を眺められるデッキなども作っていく。荒れ果てた旅館跡地は今まさに再生の途中段階にある。榎戸会長はテーマパークの開設理由を次のように話す。

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