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戸建て空き家、次々にコンバージョン
ペットと一緒に生活できる「ペット共生シェアハウス」を次々と生み出しているのが、HOUSE-ZOO(東京都渋谷区)だ。相続で大きな戸建てを引き継いだが使い道がないといった相談に対して、動物が飼えるシェアハウスのリノベーションを提案している。
外観も一新、戸建てがシェアハウスに転換
満室稼働の人気物件に
同社がペット共生シェアハウスに取り組み出したのは2010年から。これまでリノベーションで作ったシェアハウスが5棟。新築で建てたものが7棟ある。中でも今一番注力しているのが、空き家をシェアハウスとして有効活用するという提案だ。田中宗樹社長は「新築よりも初期費用がかからず、オーナーの収益面も良く評判です」と話す。
例えば「HOUSE ZOO弐番館」という名称で現在稼働しているシェアハウスは、以前寿司屋を営んでいた戸建て住宅だった。同社がこの物件を買い取り、8人が住めるシェアハウスへとリノベーション。最大の特徴は誰もがペットを飼えるということ。
そして、住民同士が交流できる広々とした共用リビングを設けたこと。ペット愛好家から人気を呼び、部屋は満室稼働。使われなくなった空き家に人があふれた。「人もペットも友達になれる、がコンセプト。シェアハウスでペットを飼えるのは珍しく、ペット好きにすごく評判が良かった」(田中社長)
「HOUSE-ZOO弐番館」。もともとは寿司屋を営んでいた戸建て。共用スペースを広くとり、ペット好き入居者が交流できるように
ドッグランを新設
事例は他にもある。「四番館」というシェアハウスも元戸建ての空き家。築40年を超える実家を相続した孫世帯からの依頼で「有効活用ができないか」と相談を受けたのが、シェアハウス化の始まり。この家のリノベでは庭にドックランを設けた。自由にペットを遊ばせられるスペースだ。飼い主が見守れるようにウッドデッキも新設。また、20畳の共用リビングを作り、ペット好き同士が交流できる場も作った。

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