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浴槽で味わう牛乳瓶ビール
大阪・淡路の廃館した銭湯がビール工場「上方ビール」に生まれ変わった。60年あまり地域住民に愛された銭湯「御幸温泉」は、経営者の高齢化に伴い2017年に営業を終了。番台やロッカー、浴槽をそのままに残したビール工場は淡路のランドマークとなりそうだ。
2017年に廃館した銭湯「御幸温泉」をビール工場にした
銭湯の暖簾がお出迎え
元銭湯ならではの雰囲気
工場の心臓部となる醸造所が設けられたのは、男湯があった場所だ。大きなタンクがずらりと並び、麦芽の匂いが立ち込める。脱衣所は貯蔵庫、サウナは麦芽の粉砕室になり、水風呂があった場所には樽の洗浄機を置いた。女子脱衣所は直売所になり、ロッカーや釜型ドライヤーはオブジェとして残している。このロッカーをいつも使っていたと喜ぶ元常連客もいれば、中には客が鍵を持ったままの開かずのロッカーもある。
男湯だった空間を醸造所にした
直売所となった女子脱衣所にはロッカーや釜型ドライヤーをそのままに
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